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地震

 午後2時50分、私は、ビルの五階にいた。

 その日、検診のあと、ドクターの面談を受けていたときだった。

 ぐらぐらっときたが、よくあることだから、まもなくおさまるかと思った。

 しかし、揺れは収まるどころか、だんだんひどくなる一方。五階だから、当然揺れも大きい。

 ドクターは部屋の出口確保、私もいつの間にか、目の前のパソコンのモニター二台をむんずとつかまえていた。

 避難しましょうというスタッフの声で、廊下へと出る。

 誰もいない。残っていたのはスタッフだけ。

 余震でぐらぐら揺れる中を一階へと階段を降りる。途中、植木が倒れていたり、ガラス窓が割れていたり、額が落ちていたり、クーラーの蓋が天井から落ちて水がしたたっていた。積まれていたであろう書類が散乱している。

 胸のあたりがぎゅっとした。こんなの初めて。

 一階では着の身着のままで降りて来た人もいて、スタッフから上着を借りている人もいた。

 一階に集められた人々はそのまま待機状態。

 やがて地震情報が伝えられた。

 震源地は宮城、当地の震度も伝えられる。

 エーという声がとぶ。

 感じた揺れより震度が低かったからだ。

 後に、それは訂正されもっと震度は高かった。

 携帯であちこち電話するが、どれもつながらない。つながっている人もいるのに、私の携帯はてんでだめ。

 スタッフから今後の対処について説明があり、私は帰宅を希望した。

 検診所を出たまでは良かったが、路は標識や電柱がゆらゆら揺れていて、判断間違ったかもとちょっぴり後悔。

 車で自宅へとむかう。

 なんと、信号が止まっている。停電しているらしい。数カ所は機能していた。

 信号の止まっている交差点はそれぞれの秩序で動くしかない。正直ほんと怖かった。

 やっと家の近くまで来て、家族と再会。連絡がとれないので私のところへ自転車で向かうところだったそう。

 そのまま食事にいってくるなどと言うので、ちょっと待て、信号が止まっていて危険だからやめろと引き留める。

 家へ戻って玄関を開けたら、なにやら良いにおい。いや、きつい臭いだ。

 臭いの正体はトイレの芳香剤、転げおちて、液体がこぼれていたためだった。

 台所は割れた食器が散乱。他の部屋もいろんなものが上から落ちていた。

 (つづく)

  
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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

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