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チュノふたたび

 DVD版「チュノ」を観て。

 最終話は曖昧な終わり方をしている。オッポクは極刑を免れないだろうと思ったけれど、チョルンはあのあと死んでしまったのか、テハもまた生きていられたのか、ここでは語られていない。唯一明確なのは、テギルの死だけだ。ここでは私なりの解釈を記ます。

 この物語はチュノ師イ・テギルの生涯を描いたものだということ。

 そもそもテギルはオンニョンを捜すためにチュノ師になったらしく、オンニョンが現れたあとは、チュノ師に未練はないようだった。

 そのテギルが両班から奴婢となった男とその妻となった奴婢から両班となりふたたび両班の身分を失った女の二人を、命をかけて逃がそうとすることに意義がある。「世を恨んでも、人を恨むな」「自分が変わらなければ世の中は変わらない」「自分のようなもの(チュノ師)がいない世の中にしたいんだ。ソン・テハならそんな世の中に変えてくれる」

 そしてイ・テギルは追っ手を食い止めて死んでいく。こんな良い日は歌を歌ってくれというテギルはどこか幸せそうでもあった。

 そして、テレビ版を観て、最大の疑問だった、ソン・テハの「清へはいかいない」という言葉。遺言のようにも聞こえるこの発言は、はじめ、自分が死んだときのことを考え、テハがいなくてもオンニョンは夫の意思をついで、一人でもソッキョンをつれて清へ向かうだろう、知らない異国の地に一人やるのはしのびないと思ってそう言ったのかと思ったのですが、オンニョンとソッキョンの身を案ずるのであれば、嘘をついてでも先に行かせ、清の船へ乗せたでしょうし……?

 DVD版を観て、少し解釈が違ってきました。テハが清へ行く目的は身の安全を守るためというだけでなく、同士を失い、またソッキョンの赦免もはねられ、世を恨んで意地になっていた部分がある。清へは行かないと言ったあと、テハは「この地には恩が多すぎて離れられない」という。恩とはつまりテギルのことで、「危険をおかしてまで清へはいかず、そのへんに潜んで生きろ」というテギルの言葉を無視して向かってはみたけれど、大きな犠牲(テギルに追っ手をまかせ、オンニョンも自分も怪我を負った)を払って、やっと意地を突き通すことの愚かさに気づいたということだろう。そして、世子の前で宣言したように、私は民となって世の中を変えると決意した瞬間であり、「世間にしがみついていうるうちは誰でも奴隷だ」と言ったテギルの言葉通り、テハが恨みを捨て、テギルとの友情をつかみ取った場面だったように思う。だから、オンニョンは感謝しますと答えたに違いない。

「テギルのようなチュノ師の必要のない世界」「オンニョンのように奴隷と両班の二つの名を持たなくて良い世界」を作るために、テハは立ち上がり、ふたたび歩きはじめた。物語のはいじめのテハの言葉、「私は逃げているのではない。ある人のもとへ向かっている(目的に向かって進んでいる)のだと。

 もしテハがその前に力尽きたとしても、その言葉はオンニョンに、そしてソッキョンにしっかり伝わったことだろう。

 用意した船でピンクの女物の靴を持って待つテギルは嬉しそうな表情を浮かべていた。オンニョンが靴を見つけたときのことを想像していたのか、あるいは、その靴を履いて旅立っていく姿を浮かべていたのか。最後にどうしても言えなかった言葉、「俺を忘れないで欲しい」、靴にはそんなメッセージが込められていたように思えた。きっとオンニョンはその靴を手にしたことだろう。

 ソッキョンは後に赦免され、王位は継がなかったけれど、結婚して子供にも恵まれたということだ。そして奴婢をとりまく環境はチュノ師が廃止になるのを切っ掛けに変わっていく。残念なことに奴婢そのものは残っていくけれど、奴婢制度は崩壊していくことになる。

 最後に、チョボクが、お日様は私たち(奴婢)のものだ。それは何も持たないからだと言う。そして、つぎのシーンで、テギルが太陽に向かって矢を射る仕草をする。私にはテギルが油断するなと言っているように思えた。

 おまけ。私の好きな場面ーチャッキの村で、テギルがチェ将軍とワンソンと再会するところ。
     ソッキョンちゃん可愛い。


 

 
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テーマ : TV番組
ジャンル : テレビ・ラジオ

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