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カサブランカ

 「カサブランカ」というと、香りたかい百合の花を思い浮かべるかたも多いでしょう。でもここでお話するのは、映画「カサブランカ」です。
 ずいぶん古い映画ですが、私は幼いころテレビで観た記憶があります。霧の空港と美しいヒロインの姿くらいしか覚えていません。
 BS放送を録画したものをひさしぶりに観て、ああこれって「チュノ」に共通する部分多いなあと感じました。

 第二次世界大戦開始後のフランス領モロッコのカサブランカ、ドイツ軍の侵攻を恐れて、欧州の人々がアメリカへと逃れるために、カサブランカへ集まっています。そこからリスボン行きの飛行機に乗り、リスボンから船に乗りアメリカへと向かうのです。でも飛行機にのるためにはビザが必要で、コネやお金がないものたちはそこで足止めになっています。
 そのカサブランカ空港のすぐ近くにカフェレストランを開いているリック(ハンフリーボガート)は客と関わることを嫌い、女性にも興味もないし、政治的なことにも首を突っ込むことはなく、中立の立場をとり、ときには関わりを恐れてクールにふるまいます。でも、本当は情に厚いところがあり、反ドイツでもある。

 「チュノ」のイ・テギルもチュノ師をしながら一方で、奴婢を逃がしてやったり、役人を嫌っていたりといった部分がどこかリックと似ているように思います。

 昔の恋人イルザ(イングリットバーグマン)が有名なレジスタンスの男ラウルとリックの前に現れます。パリ陥落の日に姿を消したイルザを恨むリックはラウルがアメリカへ逃げる鍵を握っているのだけれど、そうはさせない。

 テギルがオンニョンがテハと結婚したことを知り苦しむように、リックも苦しみます。オンニョンがテギルとテハの間で苦しんだように、イルザも夫ラウルとリックの間で悩みます。二人の女性のとった態度は微妙に違っていますが、二人の男性を同時に愛し、そのどちらの愛にも偽りはなかったのだと思います。(羨ましい気もする)

 リックは空港で、出航をまえにしたラウルにイルザはあなたのために昨晩私のもとを訪れたのだと告げます。この心配り、ぐっときます。テギルがオンニョンとの別れの前に恋しくておまえを捜していたんじゃないと告げる場面と重なりました。リックもテギルも人を思いやる心にあふれた人なんだなあと思いました。

 最近はこんな人いるのかなあ。人を深く愛するということはあると思うのですが、それでもリックやテギルのような選択をできるかどうか。ストーカーになったりして……。

 最後の場面は、ちょっと違う。テギルもリックも二人を命がけで逃がすんだけれど、テギルは壮絶な最期をむかえ、リックは日和見的だった署長と意気投合して逃走を思案する場面で終わっている。

 個人的にはテギルには死んでほしくなかったんだけれど、おかげで、色々考えさせられる部分があって、きっとその辺が作者の狙いだったのではないかと思っています。

 ちなみに、ハンフリーボガートはボギーの愛称で呼ばれていて、これもちょっと古い話なのですが、ジュリーの「ときのすぎゆくままに」というヒット曲はこの映画がもとになっています。「ときのすぎゆくままに」はリックとイルザの思い出の曲名で、それがそのままジュリーの曲の題名となっています。ボギーあんたの時代は終わった……という歌詞、そうなのかなあとちょっと寂しく感じられました。
 それから、「君の瞳に乾杯」という台詞はこの映画の中で、リックがイルザに何度かいいます。ラストシーンでも。名台詞です。
 
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