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風の丘オカリナ

 二章

 カリオの村

 ライフル銃というもの凄い武器を持っていたとはいえ、に追い返されたというのはどうもよろしくない。クンタは片耳を捕らえて帰ると言った手前、何か適当な言い訳を考えなければならなかった。

 片耳よりは一回りほど小さいが、それでも立派な類に入る熊を仕留められたクンタは、ひとまず帰還し、再度挑戦するという形にした。

 村の連中はほれ見たことかという者もあったが、クンタの父ハルヒナはよくやったと歓迎してくれた。

 ユンマは相変わらず村はずれの小高い丘の上に腰掛けて一日を過ごしている。

 片耳を仕留められなかったことがクンタには申し訳なく思えて、なかなかユンマに声をかけられないでいた。

 「焦らずともよい。おまえはきっと優秀な狩人になる」

 ハルヒナはクンタにそう言って、すぐにも旅立とうとするクンタを引き留めたのだった。

 しかし、クンタの決心は変わってはいなかった。そげ落ちた頬の肉が元のように張りのある頬に戻ったら、再び片耳に挑戦するつもりだった。

 クンタはライフル銃を持った女の話を誰にも話せずにいた。あの不思議な容姿、片耳を友とよんだことも気にかかる。

 なんといっても、どうしてあんなさびしい場所に一人?で暮らしているのか?謎の多い女ではあった。(つづく)

 
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