スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

風の丘のオカリナ

 排除

 目に暖かいものを感じて、クンタは目を開けた。

 空が赤く染まっている。日が暮れるのだ。

 どうして俺はここにいるのだ?

 クンタは地面の上で仰向けになっている。

 そうだ、あのの上……。

 クンタは手を後ろでくくられていた。足も縛られている。

 肩と足をバネに起き上がろうとする。

 その瞬間クンタの足下で音がした。

 クンタにかぶさるように立ったミライが、手に握った鉄の塊をクンタに向けていた。

 「いまのは何だ?」

 クンタは身の危険を感じて仰向けになったまま芋虫のように動き回った。

 「動かないで」

 ミライは向けた鉄の塊をクンタからはずそうとしなかった。

 「ペレッタ92Mがあなたを撃ち抜くわよ」

 「何だそいつは?ライフル銃とかいうやつの類?か?」

 「まあ、そんなところね。こっちのほうが小型だけど」

 クンタは崖の下で狙われたときのことを思い出した。

 「わかった。動かないからそれをおさめてもらえないか」

 「それはできないわ。クンタとかいってたわね。あなたがここへくることを諦めると約束するまで、ペレッタは下げられないわ」

 「出来ないと言ったらどうする?」

 未来は不機嫌な顔をしてクンタを睨んだ。

 「━━殺す」

 「なら、殺せ」

 ミライは髪をかき上げ、顔をしかめた。

 「そうね、殺すかどうかはまだ先のこととしましょう」

 そういうとミライはクンタの足を結んでいたロープを解いた。(つづく)

 

 
スポンサーサイト

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

きなこ

Author:きなこ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。