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風の丘のオカリナ

 時間旅行

 「私は西暦2047年からきた旅人なの」

 何を言いだしたのだろうかとクンタはおどろきの目でジュリを見た。

 「あなたのいた世界は2093年、そして、いまいるこの世界は2009年なの」

 ジュリは時を超えてきたといのか、にわかには信じられない話だったが、単純計算すれば、クンタのいた世界が一番未来になる。

 「2047年の世界では、時間旅行が可能だったの。ただし、時間旅行をするには厳格な法律に従わなけらばならない。渡航目的など詳細な報告を提出した上で、政府より許可を得なければならなかったし、渡航前には指定された機関でタイムマシンの整備を受け、認可されなければならなかった。それを怠れば、厳罰が処せられたわ」

 「随分文明の発達した世界なんだな。でも、何でそんな世界の未来がカリオのような自然とともに生きる世界なのだ? 」

 「そこね。私は歴史学者で、そこのところがどうしても引っ掛かったの。過去への渡航は許可されているけど、未来への渡航は禁止されていた。それは何故か? 2047年以降に何らかの世界的な異変が起きて、2093年のあなたがいた世界のようになってしまった、と私は考えているの。だけど、政府はそれを隠したい、故に未来への渡航を禁止していると」

 「何があったというのだ? 」

 「私もそれが知りたくて、闇の業者を利用して未来への渡航を試みたの。でも2050年ごろまでは特に問題はなく、そこまでは確かめられたのだけれど……ある日、事故が起きてしまい……。業者がいい加減な整備をしていたのね。タイムマシンが大破して、私はかろうじて逃げのびることができた。何故か2093年の世界にね」(つづく)
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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学

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